ニュージーランドの祝日「マタリキ(Matariki)」について知ろう! Cover Image

ニュージーランドの祝日「マタリキ(Matariki)」について知ろう!

ニュージーランドにお住まいの皆さん、今週の6月28日(金曜日)はマタリキ(Matariki)です。数少ないニュージーランドの祝日なので、お仕事がお休みの方も多いんじゃないでしょうか?


というのも、ニュージーランドは公共の祝日に就業した場合、(契約次第にはなりますが)雇用主は最低でも、従業員に対して就業時間の1.5 倍分の給料を支払わなければならないからです! 逆にいうと、祝日に外食をしてしまうとSurcharge(サーチャージ/追加料金)がかかってしまうお店が多いです。皆さん、気をつけてくださいね。

とはいえ、みんなが祝日でお休みしている日に働いてくれているので、感謝の気持ちを忘れずに快くお支払いしたいですね!


ところで、マタリキ(Matariki)って何?

マタリキ(Matariki)はニュージーランドの暦で、マオリの新年をお祝いする特別な行事で、家族や友人と集まり、亡くなった人たちを思い返す時期でもあります🌌 日本の「お正月」と「お盆」が一緒にやってきた感じですね! 地域によっては7月末までお祝いが続くらしいです🥳🎉

祝日の名前になっていますが、この「マタリキ」はマオリ語で「プレアデス星団」のことを指します。プレアデス星団というと、日本語では昴(すばる)と呼ばれていますよね。このプレアデス星団が夜明けの空に戻ってくる6〜7月を基準にして、マオリの人々は新年を祝っています。なので、この「マタリキ」はマオリの暦をもとに決めるため、毎年日付が変わってしまいます。



どのように日付を決めているの?

どのように日付を決めているかというと、マタリキの星団が冬の早朝に昇る時期、特にマオリの月であるピピリ(6月)のタガロア期間(マオリの月の周期の一部)の最も近い金曜日が祝日が設定されるそうです👀 ※参照: TE PAPA

む、難しい〜〜!!!!


そして、実はこの祝日ができたのは2022年度から! なんと、ニュージーランドで新しい祝日が制定されたのは1974年以来だったそうです。ニュージーランドの祝祭日は非常に少なく、2021年までは年間で11日しか祝祭日がありませんでした😲

ちなみに、既に政府が2052年までのマタリキの日付を発表しています! よろしければご参考までに⭐️

写真は夜じゃないので美しさ半減ですが、オークランド市内もライトアップされています!


また、ロトルアでも何やら素敵なイベントが開催されるようなので、近場に住んでいる人は是非足を運んでみてはいかがでしょうか?

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Chisa