明日2024年7月1日から、$5の処方箋が戻ってきます。
ちょうど一年前、Labour Party(労働党)の前ヒプキンス首相のもとで処方箋代(Prescription charges)は無料になりました(Prescription charges | New Zealand Government)。そして、去年の選挙によって政権は交代。今度はNational(国民党)のラクソン首相によって、$5の処方箋が戻ってきた、という流れです。ラクソンさん曰く、この税収はオーストラリアでは受けられる13種類のがん治療のための費用に充てるんだそうです(Watch: National promises to restore prescription fees for most, put savings towards cancer treatments)。でも、一方でヒプキンスさんの言葉を借りれば、がん治療に必要な費用より、処方箋料無料の廃止による税収の方が二倍以上も多く、富裕層を優遇する税金控除に利用されると批判されていました。(Hipkins: National prescription fees going to 'tax cuts for millionaires')ガソリン税の控除があったりもするようなので、そういったところに充てられる可能性もありますね。
日本では物事が遅々として進まなくて困っているから、あっという間にいろいろなことがサクサク決まっていくこの国はフッ軽だなあ🏃♂と思うけれど、決まったことがわずか1年でひっくり返るスピード感には、さすがとしか言いようがないです😇 いや、褒めているわけでもないです。どっちもどっちですね。隣の芝生は青い🟩
貧弱でよく病院のお世話になるわたしとしては、$5は大きな額ではないので、必要なら払うことは吝かではないけれど、やっぱり正しく使ってほしいなあと思いますね😌
基本的に、多くの人は「無料だった処方箋が$5になる」だけわかっていればOKです!
ただし、例外もあるので、少し細かく見てみようと思います。
13歳以下
コミュニティサービスカード (CSC) (低所得者や特定の福祉受給者が医療費や薬剤費を割引価格で受けることができるカード)所持者、または CSC 所持者の扶養家族
65歳以上
処方箋補助カード (PSC) 所持者(後述します)。
これは新しい処方箋のすべての薬に適用されますが、同じ処方箋のリピートには適用されません。
スペシャリスト(専門医)などからの処方箋には、引き続き次の料金が適用されます:
18 歳以上の成人:$15
14 - 17 歳:$10
これは、ハイユーズヘルスカード(HUHC)(1年に12回以上医療機関にかかる方のためのカード)または民間のスペシャリストが処方した経口避妊薬の場合、$5に減額されます! コミュニティサービスカード所持者の場合は無料になります。
支払いが必要なすべての処方箋は、患者または家族が1年間に受け取る処方箋20件にカウントされます。個人または家族が1年間に処方箋が20件になると、処方箋補助カードを受け取ることができます。このカードを持っていると、次の2月1日まで処方箋料金を支払う必要はありません。病気や怪我などで頻繁に病院のお世話になる方にとっては、年間の支出を$100までに抑えられ、助かる存在です。
「あ、我が家も当てはまりそう!」という方は、薬剤師の方に相談してみてくださいね。NHI(National Health Number)で紐づけられた処方箋情報から、カードを受け取る資格があるかどうかを調べてくれますよ。
現在Chemist warehouseがFREE PRESCRIPTIONを謳っていて、もしこれが続くようであれば、GPのおくすりなどの受取をお近くのChemist warehouseにした方がお得かも? 薬局って何かと買い揃えるものがあるので、お買いものがてら処方箋薬を受け取れればちょっとお得でハッピー!🥳 例の如く、すぐにルールが変わるし、店舗にもよりそうなので、気になる方は調べてみてくださいね👋
Ayaka