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世は高金利時代! 賢くお金を貯めましょう💰

みなさん、ニュージーランドのお仕事で稼いだお金、どうしてますか?まさか、銀行の普通口座にただただ貯めているのではないでしょうね……?🧐そんなのはダメです。ここはニュージーランド、そして世はまさに高金利時代! インフレにうんざりしているばっかりではもったいない! 賢くお金を貯めましょう。そんなわけで、今日はニュージーランドで暮らすために必要なマネーリテラシーをみなさんにぶちアゲていただきます💰わたしがANZユーザなので、ANZ(オーストラリア・ニュージーランド銀行、Australia and New Zealand Banking Group Limited)の話が多くなりますが、他行の口座にも触れてまいります。これを書いている2024年6月時点の話なので、未来人のあなたはご注意ください。また、詳細は必ず各行のWEBページまたは各種一次ソースをご確認ください。小難しい話が出てくるかもしれませんが、みなさんお金は好きですよね? アゲアゲでいきましょう🤟🍾🥂まず、基本的なところから。基本編銀行口座には、大きく分けて2種類あります。Everyday AccountとSaving Accountです。これは、言い換えれば「いつでもどれだけ引き出しまくっても手数料がかからない、でも金利もない」というローリスク・ローリターン口座と、「引き出しや窓口でのサービスに制限や手数料があったりするけど、金利が高め」というミドルリスク・ミドルリターン口座(あるいはミドルリスク・ハイリターン!)、と言えるでしょう。Everyday AccountEveryday Account、あるいはEveryday bankingと呼ばれるものにも複数の種類があります。Go Accountたとえば、ANZで口座を作ると、まずはEveryday Accountの中のGo Accountを作ることになると思います。これは、口座の維持費ゼロ、自動振替手数料ゼロ、カード維持費ゼロという素晴らしい口座。ただし、窓口で振り込みなどをすると、窓口手数料として、3ドルがかかります。ニュージーランドに慣れてない、アプリやネットバンキング、ATMが不安で、窓口で手続きがしたい、という人は要注意。Freedom account大抵のことはオンラインでできるので、Go Accountで何の問題もありませんが、窓口手数料が気になる!という方には、Freedom account(口座維持費は月5ドル、でも窓口手数料がゼロ)というチョイスも。Jumpstart accountこちら、フルタイムの学生と20歳以下の方(21歳はダメ)限定の、なんでもゼロの無敵な口座! 当てはまるラッキーな方、Everyday Accountはこれ一択です。そんなわけで、Everyday Accountは、「基本的になんでもゼロ」ということがわかると思います。入金・預金しても、出金、振替、ANZ同士の振込などをしても、増えも減りもしません。ところが、Saving Accountは違います。Saving Accountその名の通り、貯める口座 Saving Account です。地を這うような超低金利政策を長年に渡って実施している日本ですから、「銀行口座にお金を入れているだけでお金が貯まる」というのは胡散臭いまやかしに聞こえることでしょう。「いくら入れたって雀の涙🌚」と思っていませんか?ナメてはいけません。ここはニュージーランド。Online AccountSaving Accountの中に、Online Accountという名前の口座タイプがあります。なんと、年利が2.75%。つまり、1万ドル(約96万円)を預けると、1年後には1万275ドル。そう、275ドルも増えているのです! すごくないですか? これが2.75%の威力。放っとくだけで275ドルです。これが不労所得!我が日本国の2年国債の利回りをご存知ですか? 表面利回りで0.4%です。国債利回りは今日時点で0.31%です。それが2.75%ですよ。あ、圧倒的じゃないか! 信じられます?国債の話は今回はしないので、置いときますね。そして、この口座、維持費もかからなければ、最低預金額もありません。10ドルとか入れておけます。ただし、現金の引き出しには要注意。1回につき3ドルがかかります。だから、この口座からお金を使うことはやめましょう。じゃあここに貯めてどうするの? それは、Go Accountに振り替えるです。振替の手数料はありませんから、大きなお金はここに入れて、使う分をGo Accountに移しましょう。そもそも、ニュージーランドで現金を使うシーンはほとんどないはず。Online Accountにお金が入っているからと言って、EFTPOSでSavingを選んだりしていませんか?アホなことするのはやめましょうね??お会計する前にGo Accountに振り替えて、Chequeを選んで決済しましょう。お金を貯めるために使う口座です。ここから使うのはやめましょう。「わかった。じゃあ、OnlineとGoをグルグルすればいいのね? 年利2.75%をフルに有効活用すればいいのね?」いいえ、違います。そこで終わってはいけません。もっと賢く増やしましょう。応用編Term Depositそう、Terms Deposit は定期預金です。「あ〜、ハイハイ定期預金ね。100万円預けておくと、1年後に250円だけ増えてるやつね」(年利0.025%)。いいえ、違います。ニュージーランドの定期預金は、1万ドル(約96万円)預けておくと、1年後には1万590ドルになっています。年利はなんと、5.9%です。もう一度言います。5.9%です。これがどういうことかわかりますか? 今日本で流行りのつみたてNISA、住民票が日本にないために蚊帳の外で羨ましく眺めているだけのつみたてNISA。あのNISAの10年運用の想定年利は2%から8%、あるいは3から10%と言われています。NISAは投資です。投資は元本割れがあります。失敗すれば減るのです。シミュレーションは4%とかが多いです。そして、それは「上手く行けば」の話です。定期預金は、資金を動かしさえしなければ、増えることがあっても、減ることはありません。1年満期の定期預金は、ただひたすら放っておけばいいのです。そうすれば、590ドルが黙っていても手に入ります。素晴らしいですね?ポイントは「引き出さないこと」 、そして「一定額以上」。うまい話ばかりではありません。うますぎる話は詐欺です。気をつけましょう。「引き出さない」この場合の条件は、まず「引き出さないこと」。定期預金なので、満期前の早期引き出しは必ずネガティブな要素です。まず、簡単には引き出させてくれません。病気をした、怪我をした、リストラされた、などやむを得ない事情が必要です。そして、審査を経て実際に資産が動かせるようになるまで最大31日かかる可能性があるのです。実際引き出せたとしても、金利は1%下げられてしまいます。この場合は4.9%になってしまうのです(それでも高いが???)。ですから、絶対に動かさない、放っておける資産だけを、定期預金とすることが大事です。「一定額以上」そして、もうひとつ。「一定額以上」。これは、そのままの意味で、たとえばANZでは1万ドルからしか定期預金できません(BNZは2,000ドルから! 後述します)。5,000ドルを定期預金にしたくても預かってくれません。こればっかりはどうしようもないので、まずは1万ドルを貯めましょう。1万ドルを貯めたからと言って、これを全部定期預金にドン!としてしまうと、今度は動かせるお金がなくなってしまいます。いつ奥歯が痛くなるかわかりません。1,000ドル以上が軽く飛ぶことがあります(※実話)。余裕が出てきて、滅多に触らずに済むまとまったお金ができたら、ぜひ定期預金をはじめましょう! 複利をナメたらいけません。日本の超低金利政策に慣れきっていると、「そんなに?」と思うかもしれません。今、ニュージーランドはかなりのインフレですから、それに伴って金利も高く設定されています。日本は日銀がアホなので金利がなかなか変わらないので実感が湧かないかもしれませんが、諸外国では金利は政策によってすぐに変わります。2%や3%のときもあれば、今のように6%近かったりするのです(35年以上前には長期利回り18%を超えたときも! どんな世界線だよ😵)。今、ANZでは5年定期で年利5.2%固定があります。5年間動かさないでいられるお金がまとまっている人は、たとえインフレが落ち着いて、金利が下がったあとも、5.2%を維持できるのです。でも、今は270日(9ヶ月)が6.0%なので、もし高金利が続くなら、270日満期の定期をおよそ6.5回繰り返して5年を迎えた方が得をするかも。もし、続けばね。そこは、Nobody knows。ちなみに、5月のRBNZ(ニュージーランド準備銀行)の発表によると、年内はOCR(Official Cash Rate)5.5%が維持されます。これは高止まりを意味します。つまり今がチャンスか!?番外編「そんなに預けておけない」1万ドル以上ある方で、「1年も預けておくのは無理……旅行も行きたいし、車も買うかも」という方、ご安心ください。30日から定期預金できます! 「それを定期と呼ぶのか?」というのはさておき、2.5%が入ります。でもこれだとOnline Accountの方がオイシイので、最低でも90日にしましょう。3ヶ月触らずに置けば、年利4.2%です。3ヶ月後には104ドルのお小遣いが増えています! たかが104ドルと侮るなかれ。立派な不労所得です。「1万ドルもない」Rapid Save「いや、そもそもそんなに貯まってないのよ」という方に朗報!BNZ(ニュージーランド銀行 、Bank of New Zealand)のRapid Save(ANZのOnline Accountにあたる口座タイプかな)、年利4.55%らしいです! あたしも口座開設しようかな!? ただし、無料での引き出しは月に1回のみ! 以降は3ドルがかかります。しょっちゅうお金を動かす必要がある人には向きません。月に1回必要な分だけを動かせる人にはいいかも! あとは、Overdraft(オーバードラフト)に気を付けなければいけません。これは、ODと呼ばれたりしますが、口座をマイナスにしてしまうこと。これをやるとまず4ドル取られ、かつ13.70%の手数料が取られます。大変なことです。貯める専用として使えるならいいかも!ODに気を付けなければいけないのは、どこの銀行も一緒。Savingの口座をマイナスにすると手数料エグいから要注意⚠Term DepositBNZの定期預金、2,000ドルからだそうです! どうですか? 1万ドルなくても、年利6.1%(270日満期)が享受できます! すごい!!🤑 利率はいいですが、早期引き出しが許可された場合、2%マイナス調整されるので、そこだけ注意。今回はANZとBNZを見てみましたが、他にもKiwibank、Westpacなど、色々な銀行もあります。銀行になんとなくお金を入れておくのは、本当にもったいないことなのです。インフレ、大変なことがいっぱいあるけれど、このインフレを味方につけて、自分に合うお金の貯め方、ぜひ見つけてみてくださいね〜!

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Ayaka