もち米は偉大なり。ニュージーランドでもお餅を食べよう! Cover Image

もち米は偉大なり。ニュージーランドでもお餅を食べよう!

ニュージーランドは日本と真逆の季節なので、6月は冬ですよね! 6/21が冬至だったので、これから日が延びていくわけですが、まだまだ寒い日が続いています🥶 そんな時ってお鍋とか、みかんとか、シチューとか、食べたくなる食べ物があったりしませんか?

私は小さい頃に、お正月に自治体やスポーツクラブの集まりで「お餅つき」をしていた経験もあるし、好き好んでお雑煮を食べていたので、寒くなってくると無性にお餅が食べたくなります。毎年喉を詰まらせて死人が出る、ある意味で危険な食べ物ではありますが、お餅の美味しすぎる誘惑には勝てません。お醤油をつけて海苔に巻いても良し、きな粉とお砂糖をまぶしても良し、豚汁に入れても良し、お汁粉にしても良し。

なんて万能なんだろう、お餅。


ニュージーランドでもお餅は買える?

もちろん、買えます! 主にジャパンマートなどで切り餅丸餅が購入できるのですが、既製品はどうしてもお高めですよね🙃 ニュージーランドで日本のものを買おうとすると、どうしても割高になってしまうのは否めないところです🤔

でも、そんなあなたに朗報です。ジャパンマートではもち米も買えちゃうんです。そう、もしあなたのお家に炊飯器と米粉(片栗粉でも可)とハンドミキサーさえあれば、簡単にお餅が作れちゃいます✨ ハンドミキサーは庶民の味方、我らのThe Warehouseで購入できるのでご安心ください!

つきたてのお餅って、とんでもなく美味しいですよね!


もち米から、どうやってお餅を作る?

まずはもち米を洗いましょう。普通のお米をとぐ時と同じ要領で大丈夫です🙆

何合くらい炊いたほうが良い?

お好みで、と言いたいところですが、量が多いともち米を餅にする過程が大変なので、私はいつも2〜3合しか炊きません🧐


どうやって炊くの?

普通の炊飯器で炊いて問題ないです!

ニュージーランドの炊飯器ってこんな感じのやつですよね? しかし、これでもち米を炊こうとすると、お水の量に悩みます。普通のお米と同じメモリで大丈夫なのかな? と。


残念ながら、大丈夫ではありません。


同じ水の量でもち米を炊いてしまうと大切なもち米が水っぽくなってしまいます。そう、もち米は普通のお米を炊く水の量よりも少なくて大丈夫なんです!

もち米を炊く時のお水の量は、もち米の量と同量でOK。もち米がお水でひたひたになる程度で十分です🙆

また、日本製の炊飯器をお持ちの方は炊飯の選択肢に「Sticky」があるので、より簡単に炊けると思います。お水のラインもお釜の中にラインが書いてあるので安心ですね☺️


もち米をとぐ時は、最初はお米が汚い水を吸わないようボウルにもち米とかぶるくらいの水を入れたら、手早くすすぎ洗いしをして、すぐに水を捨ててください。

その後は、水を再び入れ、軽くお米を回すように洗い、水が白く濁ってきたら水を捨てます。これを2〜3回繰り返せばOKです!

しっかり研げたら、炊飯器のスイッチをオンにしちゃってください👍


浸水させなくて良いの? と思ったあなた。詳しいですね! でも、安心してください。もち米は水の吸収率が良いので、そこまで気にしなくても大丈夫です。ただ、余裕があれば、炊く前に1時間ほど浸水させておくと、より良いお餅になると思います🤩


もち米が炊けたらどうする?

炊けたらボールにもち米を移しましょう。炊けたら、できるだけ早く作業をしてあげてください。

もち米を、ボールの中に、どーん!

で、あとはハンドミキサーの出番です。ねじねじした先端をハンドミキサーに取り付けて、スイッチオン!

ハンドミキサーでもち米を潰している間は、何度かしゃもじを使って上と下をひっくり返すように混ぜてあげてください。そうすると、まだ潰れていないもち米もガンガン潰れて、シルキーなお餅になります☺️


ちゃんとお餅っぽくなった後は?

まな板の上に米粉を多めにぶちまけて、その上にもちもち潰したお餅をデーンと乗っけます。その後、手やまな板にお餅がくっつかないように、余っている米粉をお餅の上にもまぶしてあげてください。

お餅を粉まみれにできたら、適度な厚さにしていきます!

写真には木製の延べ棒が写っていましたが、ほとんど使わず……道具がなくても手で十分でした👐


あとは適当な大きさに包丁で切って、食べやすいサイズにします🔪(面倒だったら手で引きちぎって丸餅にしてもオッケー👍)

ここまで完成したら、もうそのまま食べても良し、お汁粉にしても良いし、焼いても良し、豚汁に入れてお雑煮にするのも良し!

私はお雑煮にしていただいたのですが、つきたての、とろっとろお餅が最高でした〜☺️


余ったお餅はどうするの?

余ったお餅は冷凍保存ができます!

ラップに包んで、ジップロックなどに入れて冷凍庫で保存しましょう✨ 製造過程にもよりますが、少なくとも冷蔵庫で一週間、冷凍庫で一ヶ月は持ちます。とはいえ、工場製造ではなく、ホームメイドのお餅です。製造工程で異物混入しやすく、カビが生えやすいのは確かなので、出来るだけ早く食べてくださいね😋


何かデメリットはあるの?

もちろん、あります。ハンドメイドですから!

時間が掛かる

まず、お米を炊くのに40分、もち米を潰してお餅にするのに30分くらいは掛かります。トータルで2時間は掛かると考えてください。忙しい人は作る手間も暇もないと思うので、やっぱりジャパンマートで買える既製品の「切り餅」が一番手っ取り早くて楽ちんです!

片付けが大変

その他にもカットしたり、ラップしたり、粉まみれになったり、粉まみれのボールやまな板を洗わなきゃいけなかったり。普段から自炊する人はそんなに困らないと思いますが、やはり自分で作るって、結構大変なんです。

味の違い

お餅をがっつり食べたい人には、やはり市販のお餅が向いていると思います。ハンドメイドのお餅は、なんというか、優しい味がします。また、ハンドメイドのお餅は、焼く時にどうしてもアルミホイルやクッキングシートにくっついてしまうので、煩わしく感じる人も多いかもしれません。(現在、綺麗に焼ける方法を模索しているので、見つけたらご紹介します!)


デメリットを超えたホームメイドの魅力は?

ホームメイドのメリットは、つきたてのお餅が食べられることと、美味しいお餅が圧倒的に安く食べられることです!

自分でなんでもできると自己肯定感も爆上がりだし、なによりお餅が美味しい。また、時間を持て余していたり、新しいことに挑戦してみたい人には、むしろ打って付けですし、無心にお餅をこねこねする時間は、ある意味で瞑想状態です。メディテーションが出来て、最終的にお餅も出来上がる。すごくないですか?

また、買うのが「切り餅」そのものではなく「もち米」なので、作れるのはお餅だけではありません。おこわにしたり、おはぎにしたり。可能性は無限大🤩


そう、もち米は偉大なり! です🌾

https://zuttonz.com/storage/profile-photos/3XWW9wodU7NVk19n5W7X4bwnhLbtWKulSKzBxhsE.png's Profile Photo

Chisa

Related Posts

海老ときのことほうれん草のトマトクリームパスタ

ニュージーランドは物価が高い!ニュースで見る日本も、最近は物価高に苦しんでいると耳にしますが、ニュージーランドも負けてはいません。この4月から最低賃金は2%上がり、$23.15になりましたが、家賃や公共交通、サービスも値上がり……そう、この国は外食が高いのです。アメリカやオーストラリアに比べればかわいいものですが、それでも日本に比べたら、やっぱり物価は高く、それを最も実感するのは、日々の食事です。(家賃も高いけど天引きだと忘れていられる🙃)ワーホリで初めて来たときは、「噂には聞いていたけど、ここまでとは……」と思ったものです。そんなわけで、この国ですっかり料理をする人間になりました。日本にいるときから、料理はわりと好きな方。食べるのが好きだから。でも、パンを焼いたり、うどんを捏ねたり、他にも色々自分でやるようになりました。お料理へのモチベーションは、常に「美味しいものが食べたい!😋」と「こんなの高くて買えない!🤮」です。とは言え、毎日「ていねいなくらし()」をしているわけではありません。仕方なく料理をしている日も多いのです。そんなに暇なわけでもありません。今日もそんな一日でした。おうちにあるものでササッとパスタを作りました。おそらく生クリームは常にあるものではないけれど、「生クリーム早く使っちゃわないと!」ってときにもオススメ。とても簡単なので、レシピ(とは呼べないざっくり手順)を載せておきます。オリーブオイルで刻みニンニクを炒める解凍した海老の水気を拭いて炒めるマッシュルームを入れて炒めるほうれん草を入れて炒めるトマト缶をひとつ投入生クリームを150mlほど投入コンソメ、塩コショウ、イタリアンハーブで味を整える完成!とっても簡単!具材は冷蔵庫・冷凍庫にあるものを利用しましたが、お好きなものを炒めて入れればなんでも美味しいはず!せっかく写真を撮るならもう少しきれいに盛ればよかったなあ、これじゃ海老が全然見えないなあ、と思いつつ、あっという間にぺろり😋 分量をあまり書いておりませんが(適当に作っているのがバレる)、適当に作っても美味しくなるのでご安心を。不味くなりようがないのです。コンソメは正義。残っている生クリームの消費に、常備のトマト缶を活用して、トマトクリームパスタ、いかがでしょう?

https://zuttonz.com/storage/profile-photos/hM94HwjR4i1ZnCJ4C3XQITnQ4Iez0RHhvKLQ9msg.png's Profile Photo

Ayaka

寒い日にかぼちゃのスープと焼き立てパン

いよいよ寒くなってまいりましたね。雨が降ったり止んだり、そうと思えば急に晴れたり。何年住んでもニュージーランドの天気は忙しいなあと思うばかり。昨日は雹が降ってお庭からバチバチバラバラと大きな音が聞こえましたが、今日は少し晴れ間が出て、心も穏やかになりました。寒い日にはあたたかいスープなどいかがでしょう?日本では見ないような、両手のこぶしを合わせたほどの小ぶりのかぼちゃ。チャイニーズマーケットでなんと1ドルほどで売っていたので、とてもお買い得でした。それが、なんと2ヶ月ほど前です。買ったときは、まだ青そうだったので、甘くなるまでたっぷり待ちました。満を持してこうしてかぼちゃのポタージュスープに。たくさん待ったのに、かぼちゃそのものだけではそんなにあまり甘くはならず。ところが、はちみつを少し入れたら、とってもまろやかでたっぷりこっくり美味しいお味に大変身! 暦の上は秋でしょうけれど、もう冬の気分です。はい、わたしは寒いのが苦手です……パンはいつも焼くフランスパンもどき。強力粉、薄力粉、塩、砂糖に、ドライイーストがあれば簡単に焼けます。東京にはオシャレで美味しいお店が立ち並ぶけれど、美味しくて手頃ななパン屋さんを近所で見つけるのも、この街では一苦労。いつの間にか、パンを焼く習慣ができました。次に焼くときは、写真をいっぱい撮って、ここにレシピも投稿しようかな。

https://zuttonz.com/storage/profile-photos/hM94HwjR4i1ZnCJ4C3XQITnQ4Iez0RHhvKLQ9msg.png's Profile Photo

Ayaka

Homemade Sushi with New Zealand Seafood, Japanese Style!

This post continues from my previous blog where I explored the best online seafood delivery in New Zealand.This time, three Japanese women living in New Zealand, including myself, made sushi and sashimi using the fish we ordered online. Whenever we gather, the conversation inevitably turns to our longing for sushi, so we decided to make our own using fish from Sanford and Sons. We tasted and compared Salmon, Gurnard, Kahawai, Tarakihi, Trevally, and Snapper - all eaten raw!Preparation: "Shio-shime" 塩締めSachi handled all the preparation, cooking, and presentation. First, she sprinkled salt on the fish upon delivery to draw out excess moisture and odor, then lightly rinsed and dried them with kitchen paper. This process is called "shio-shime" in Japan. The salted fish became firmer and more flavorful as the excess moisture was removed, along with some of the fishy smell.Now, let's rank the six types of fish we tasted! This time, Sachi, Ayaka, and me joined the tasting. Also the soy sauce is from Japan mart and it is good.Let's Tasting!Sachi expertly transformed each fish into thin, delicate slices, ready for us to taste as sashimi and sushi: Salmon, Gurnard, Kahawai, Tarakihi, Trevally, and Snapper.Salmon: The Star of the ShowSpecifically, we tried the Big Glory Bay King Salmon. This famous New Zealand King Salmon was unanimously our top pick. There was a time when I thought the best fish could only be found in Japan, but I must say, New Zealand's King Salmon stands out! Whether as sashimi, nigiri, rolls, or poke bowls, New Zealand salmon was delicious in every form.Snapper: A Close ContenderCommonly found in fish and chips, snapper is similar to red sea bream in Japan. We found it delightful, with a slightly sweet aftertaste. Me who loves yellowtail, ranked snapper second.Kahawai: The Surprise FavoriteKahawai, similar to Japanese sea bass, was Ayaka's second choice due to her fondness for amberjack. It also made the top three for the rest of us.Trevally: The Japanese DelightKnown as shima-aji in Japan, trevally was Sachi's second favorite, following salmon. Its texture and flavor made it a strong contender.Tarakihi: The Unexpected ResultTarakihi, another member of the sea bream family, had a delicate sweetness and was pleasant as sashimi. However, it ranked fifth for all of us. It seemed too bland for sashimi or nigiri, although it was tasty as a ginger-marinated poke bowl.Gurnard: The Tough OneGurnard, similar to Japanese gurnard, had a chewy texture and was challenging to bite through, earning it the last place. It seems better suited for grilling, stewing, or as a meunière.Sachi's Special Salmon and Avocado RollsTo top it off, Sachi made salmon and avocado maki rolls. Delicious and absolutely the best.Final ThoughtsHow did the raw fish fare? Honestly, the salmon was overwhelmingly the best, so delicious that we couldn't stop eating despite being full. We're already thinking about what fish to order next time, in addition to salmon.Stay tuned for more Japanese delights in New Zealand!Note: Consuming raw fish is at your own risk.

https://zuttonz.com/storage/profile-photos/OKx45NhMkZ6jZsYV6u2CDHJ6QVd2x7SqrC7ADCT4.jpg's Profile Photo

Mayumi