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ついにオークランドでも美味しい小籠包を見つけた!

みなさん、小籠包はお好きですか? わたしは大好きです。どれくらい好きかと言うと、"無限小籠包"をするために台湾へ何度も旅行するほど大好き。東京の鼎泰豐(ディンタイフォン)も京鼎樓(ジンディンロウ)も大好き。台湾では本店にも行きました。あ、東京で食べるなら圧倒的に鼎泰豊の方が美味しかったです。そのとき食べた京鼎樓は皮が厚かった。作り手によると思うけど。それでね、オークランドでも小籠包が食べたかったんです。でもなかなか見つからないの。そもそも、みなさん小籠包が何かご存知ですか?小籠包 is 何小籠包は、Wikiさま曰く、「中国・台湾・マレーシアなど中華圏の国々でよく食べられている中華料理の点心の一種」で、「豚の挽肉を薄い小麦粉の皮に包んで、蒸籠蒸しにした肉まん(肉包子)」です。いや、うーん、肉まんではないですねえ。大きさはシュウマイくらいで、頭のところがツンとしています。でも、シュウマイのようにギッシリしていません。小籠包は英語でSoup dumplingと書かれたりするのですが(ちなみに飲茶がDim Sumなんだって)、つまり、ジュワ〜っとしているのです。餃子よりもワンタンよりも圧倒的に、ジュワ〜っとするのです。「挽肉には豚皮を煮込んで冷やて出来上がった煮こごり(ゼラチン)を混ぜるため、蒸し上げるとゼラチン成分が溶けて皮の中にスープが入った状態になるのが特徴」。そう、これがやみつき。小籠包は職人の技の結晶ニュージーランドに住んでいると、嫌でも「ないなら作ればいいじゃない」のスピリットが身に付くもので、わたしも小籠包を作りたいと思ったことが何度もあります。でも、皮を薄く伸ばすのもゼラチンを混ぜるのも、もう考えただけでその面倒臭さに気が遠くなるのです。だから、試してすらいません。だって、チャイニーズレストランだってそんなに出さないんですよ。Dumplingはある。Wontonもある。でも、Soup Dumplingはないのよ。冷凍にできないから。Wontonも冷凍できないけど、作る手間暇が全然違うと思う。冷凍にできないって言ってるのに、なぜかチャイマ(Chinese supermarket)に冷凍の小籠包が売ってるんですよ。我らがThe Warehouseで蒸し器を買って(安い)、蒸してもみたんですよ。でも全然ちゃんとしないの。なんか餃子みたいになってしまう。スープがね、なくなってしまうの。それはもうSoup DumplingじゃなくてただのDumplingなのよ。悲しみ。今思い出したから書くけど、ウェリントンで食べたSoup Dumpling、穴が空いちゃってて完全にスープが抜けてて、あれはもうSoup Dumpling without soupなのよ。思い出しただけで悲しくなるわ。ちゃんと美味しい小籠包に巡り合うのは本当に難しい。そんな数々の苦難を乗り越え、わたしはようやく出会ったのです。この国で、そしてこの街で、本当に美味しい小籠包に。オークランドの小籠包はここだこれはですね、わたしが上海人に教えてもらったお店です。曰く、「本物の上海の小籠包は、この国では食べられない。でも、一番近しいものを食べられるとしたら、このお店」だそう。さっきからまるで小籠包が台湾の食べもののように言っているわたしですが、小籠包の発祥の地は上海だそうで(By. 上海人。諸説あり)、上海の小籠包は他の地域の小籠包とは区別されて表記されているところが多いです(特にまじで美味しいお店は)。Chu Long Ji Restaurant 出笼記Unit 11/20 Link Drive, Wairau Valley, Auckland 0627正直に申しまして、「ここが上海人の言う、唯一オークランドで小籠包がウマい店……?」という趣きではあるのです。が、ランチにお邪魔すると、店内は中国人と思しき人びとで溢れております。週末のいい時間だと並んだりすることもあるくらい。なので、わたしはいつも早めに行きます。行き方は簡単で、Britomartからバスで1本です。橋を渡ってNorth shoreなのでなんとなく遠い感じがしますが、バス停を降りてからも歩いて5分と少しくらい。黒い肉まんも見た目はびっくりだけど、お味はさっぱりで美味。炒飯も最高だし、角煮も!ワンタンスープに目がないわたし。あっさりだけどコクがあります。初めて行った数年前より、メニューが少しきれいになったりしていますが、味はそのまま。上海のトラディショナルな少し甘めのお出汁と、わたしたちが普段想像するようなオリジナルのお出汁の2種類が選べます。あっという間にぺろりなので、選ぶ必要はありません。どちらも食べ比べてみてください。皮が薄くて、中から肉汁がジュワ〜! まさにこれ、わたしが求めていたもの。この国では食べられないと思っていた小籠包。上海の友人よ、ありがとう。お値段も、オークランドでは普通かややお安め。小籠包以外にも飲茶が色々あるので、大人数で行くと少しずついっぱい楽しめますね。Sue Hsiao Liu Handmade Dim Sumhttps://suehsiaoliu.tuckerfox.co.nz/4 Lorne Street, Auckland CBD, Auckland 1010シティに新しく小籠包屋さんができた!と聞いたときに、勢い勇んで向かったお店。実は、オークランドのシティは、多くはないものの他にいくつか小籠包屋さんがあるのです。が、美味しかったお店は閉店してしまったり、あんまりジュワ〜じゃないものだったりで、なかなかいいお店が見つからなかったのです。だから、このお店を見つけたときには本当に嬉しかったですね。お店のお母さんたちが、いつも店先で薄皮を広げているんだけど、まじで職人技です。その場で包んでくれて、大きな蒸し器で蒸してくれる。これがもう本当に美味しい!薄皮から肉汁ジュワ〜! しかも、シティのLorne Streetということで、立地も最高。最初は閑散としていたので、狭くてもいつでも入れた店内ですが、最近はわりと混んでいます。みんな、美味しいものがわかるのね。ここも甘いのとそうでないものの2種類の小籠包が食べられます。他にも、辛い麺類とかシュウマイのかたちをしたもち米の詰まったものとか、美味しいものは色々あるのですが、特におすすめはローズとマンゴーのアイスティー。お茶なのに10ドル以上するという驚きも吹っ飛ぶほどの美味しさ。ぜひご賞味あれ。小籠包には食べ方があるそうそう、 みなさん、小籠包の食べ方、ご存知?一緒に行った人が、小籠包を知らない人だったので、食べ方を教えました。まず、レンゲが必要です。シュウマイのようにそのまま口に放ると大変なことになります。口の中が爛れて。中はスープなので、アツアツ。レンゲに小籠包を載せて、お箸で小さく穴を開けます。そこをスープの要領で少し啜って、スープを味わいます。そのあと、スープが減って熱さを逃がしたあとで、酢醤油やチリをお好みでかけて、そのままレンゲでいただきます。そう言えば、台湾では刻みショウガを載せて食べたんだけど、こっちでは出てこない。あんまりメジャーな食べ方じゃないのかな? 熱いからってお皿に出して割ったりすると、スープがみんなBye byeしてしまうので、残念な食べ方をしませんように。半分齧ってスープだくだく溢していた隣のテーブルの人にも教えてあげたかったな。おいしい小籠包を求めて中華にも色々あって、四川料理のような辛くて大皿ばかりのところもあれば、上海料理のように小さくていっぱい飲茶のようなところもあり、なかなか見つけるのは大変です。だからこそ、出会えたときの喜びは大きいのです。そういうわけで、わたしの小籠包への情熱は留まることを知りません。美味しいものへの飽くなき探求は続く。みなさん、美味しい小籠包を見つけたら、ぜひご一報くださいね!

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Ayaka