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オークランドの水族館 - SEA LIFE Kelly Tarlton's

昨日土曜日、オークランドの水族館に行ってきました。SEA LIFE Kelly Tarlton's(シー・ライフ ケリー・タールトンズ水族館)です。実は先日ようやくAuckland Zooに行ってきたのですが、想像していたよりずっと楽しめたので、「今度は水族館に!」と思っていたのです。(Auckland Zooについては、また今度別の記事を書く予定です)行き方はとても簡単。Britomart駅からすぐ、Custom Streetのバス停から一本で、およそ15分で水族館前のバス停に停車します。今回はPenguin Passportという氷の上をペンギンさんたちと歩かせてもらえる体験を10:30amから予約していたので、9:30amのオープンを目指して、9:10am発のバスで向かいました。朝8am過ぎからBritomart駅周辺のカフェで朝食をいただいたのですが、それもまた別の記事でご紹介しています。噂には聞いていたけれど、本当に小さい! でもめっちゃ並んでる……!Mission Bayのすぐ近くで、目の前は海。そして、この日は雨上がりでとても大きな虹が出ていました! こんなに端から端まできれいで大きな虹はさすがのニュージランドでもなかなか見ません。入場してすぐは、南極大陸を探検したスコット隊についての展示などが続きます。南極大陸でペンギンなどの生きものたちを調査することの大変さや、探検家がいたから今日の成果、保護があることがわかります。博物館が好きなわたしは「へえ、そうなんだ」「なるほどね」と楽しかったけれど、生きものに会うためだけにやってきた人は「なんでこんなものが水族館に?」と思うかも。展示ゾーンを抜けると、そこにはお待ちかねのペンギンさんたちが!大きな水槽に楽しそうに泳ぐペンギンたち。人馴れしていて、人前に出ることを嫌がる様子もなく、かなりのマイペース。子どもなどが駆け寄ると、ペンギンもガラスへ駆け寄ってお互いに「Hello, penguin」「Hello, small human」って感じです。飼育員さんのトークショーによると、一番最初に1994年と1995年にアメリカとスイス(って言ったかな)の水族館からキングペンギン(黄色っぽい方)とジェンツーペンギン(白黒で頭に白いターバンを巻いているように見える方)のコロニーを譲り受けて、そのコロニーが今では全部でキング23匹、ジェンツー50匹の合計73匹になっているそうです。エサの好みも違うし、どちらも温和で共存に適しているらしい。ジェンツーはとっても興味津々でオープンマインド、キングはのんびりマイペースな性格が表れていました。そして、この雪の上に寝そべった子たち。飼育員さんは"Tummy time"と呼んでいました。朝早く行くと見られる光景で、毎朝のお掃除が終わったあとのきれいな雪の上を楽しんでいるんだそう。中には、飲み水として用意されているフレッシュウォーターが入っている中で"Tummy time"をしている子も。数年前、夕方の閉館前に入った人によると「ひどく汚れていて可哀想だった」そうなんだけれど、今回は朝早かったからかそんなこともなく、きれいに保たれていたと思います。ちなみに、この"Tummy time"、野生では見られない光景だそう。確かに、野生でこんなことをしていたら、捕食者に狙われてしまいますもんね。ごはんのイワシは解凍のもので、必要なビタミンを得るために、一日一回ビタミンピル入りのイワシを必ず飼育員さんの手で一匹ずつに上げてるんだそうです。実際、フリッパーについたネームタグを見て探しながらフィードしているところを見ました。大変そう! 73匹の名前を覚えるのもなかなか大変だと言っていました。午後、シャボン玉で遊んでもらっている時間もありました。ごはんのバケツを持っているわけではないのに、飼育員さんたちは大人気。シャボン玉を飛ばすとみんな一生懸命追いかけてつついて遊んでいました。とは言え、実際にシャボンでできているわけではないと思うけど。通常平日であれはオンライン予約で25%OFFになるので、一人$33.60で入れます。わたしたちはPenguin Passportというペンギンにもっと近付けるExperienceつきの予約をしていたので、実は一人$219とかなりお高めでした。このPenguin Passport、体験時間全体で1時間、氷の上を歩かせてもらえる時間はおそらく20分くらいだったと思います。グループは14歳以上の4人までで、今は週末の他に月曜日と金曜日もやっているようですが、一日2回しかやっていないので、目指すなら絶対に予約がオススメです。まずは、飼育員さんと一緒にペンギンのエリアを巡ります。説明もしてくれるし、質問したら答えてもらえます。次に、氷の上を歩く準備です。同意書(風邪ひいてないか、他の鳥と接触してないか、など)にサインをし、ブーツやジャケット、帽子や手袋を借ります。(専用のブーツとパンツを借りるため、スカートNGですのでご注意を!)ペンギンが暮らしている中は当然ながら寒いのです……。そして、もうひとつ大事なこと。それは、人間界のものを自然界に持ち込まない、ということです。ペンギンの住むエリアは可能な限り自然界に近付けています。そのため、人間のエリア、コンタミネーションルーム(混在した場所)、そしてペンギンエリア、となっており、コンタミのエリアで靴の履き方などを教わります。ここで携帯やカメラ、ジュエリーなど、多くの手荷物を置いていくので、氷の上の写真は撮れません。体験のお世話をしてくれる二人のうち、一人の飼育員さんがカメラマンをやってくださり、写真代はPassportに含まれているのです。また、残念ながらペンギンさんたちに触ることはできません。膝立ちすると何かの拍子に小突かれてしまうかもしれないので、低いところに座ったりすることもNG。一緒に歩ける、近付ける、ということがメインになります。バックヤードに入り、ビタミンのカプセルをイワシの中に仕込んでいるところなどを見せてもらったあとは、いざ氷の上へ。すぐそこでジェンツーちゃんたちがこちらを興味深そうに見ていました。飼育員さんのあとをついて出ていくと、ジェンツーちゃんたちのいくつかがすぐに寄ってきました。飼育員さんではない、見たことのない人間に興味津々です。足を突かれたりするのがとても嬉しい……! わたしは色んな子にツンツクされたけど、同行者は全然。「ナメられてるんだよ」と言われたけど、わたしは仲良くなりたいと思われている、と信じています! 記念撮影中も、レイアちゃん(スターウォーズのレイア姫から命名された子)にいっぱいツンツクされて、「彼女はプリンセスっぽいところがあるから」と飼育員さんも笑っていました。ちなみに、キングちゃんたちはのんびりマイペースで、人間には然程興味がなさそうでした。人間より、そのあとのシャボン玉の方が興奮してそうでした。Penguin Passportは、ペンギンが好きなら楽しいと思います。が、氷の上を一緒に歩きたい!という強い思いがなければ、正直普通のGeneral Admissionで十分だと思います。他にも、作った当時は世界初だったというベルトコンベアの海中トンネルも。大きなサメやエイは、とても迫力がありました。教育的なコンテンツが多く、特に亀のレスキューについては、子どもが学ぶ機会を多く提供していました。この子は右のフリッパーがないけれど、貝を器用に食べておりました。オークランドに5年以上住んでいても来場したことがなかった理由のひとつは、日本の水族館とは違い、場所も狭く、いる生き物たちも少なく、また飼育の環境が悪そう、という噂を耳にしていたからでした。実際は、ずいぶんと大切にされているなあ、という印象です。本来狭い場所で育てられない子たち、イルカやシャチなどがいる世界の動物園や水族館には、SEA LIFE TRUSTというこの水族館の団体が掛け合い、自然のサンクチュアリに戻す活動をしているという紹介もありました。子どもたちが多く入館していて、その子たちが生きものに出会うことで、楽しみながら、プラスチックを海に捨ててはいけない、温暖化で氷が溶けている、エサとなる生きものが減り続けている、という事実、そして自分たちはまず何ができるかを考えさせる教育的コンテンツは、ニュージーランドらしいなあ、と感心しました。こういうところに来るといつも思うけれど、この国は子どもの教育のためのコンテンツが豊富だなあと感じます。ペンギンのためのチャリティーをペンギンたちが、という試みも。アイディアも素敵だし、額に入った足跡が可愛くもオシャレ。オンラインショップで販売しています。ヒナが産まれるころにまた会いたいなあ、と思うと、年パスが頭を過ぎります。

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Ayaka