ニュージーランドで生魚って食べられるの?
みなさん、お刺身はお好きですか? 握りが好きですか? それとも巻き寿司が好きですか? 私は基本的に全部好きで、漬け丼や軽く炙ってお茶漬けに入れるのも大好きです。さて、タイトルの通りニュージーランドで生のお魚って食べられるの? という質問の回答ですが、ズバリ、一部YESです。日本食レストランでお刺身が提供されている通り、ニュージーランドでも生のお魚は食べられますし、ニュージーランドのサーモンはクオリティの高さも相まって、とっても有名です。前回の記事でご紹介させてもらったHigh Country Salmonさんでは、お刺身グレードのサーモンを販売しています😋みなさん、知っていましたか? 世界に流通しているキングサーモンのうち、半分以上はニュージーランド産なんですよ! サーモンにも様々な種類がありますが、キングサーモンは天然のオメガ3(心臓や関節の健康によい脂質)が最も豊富なことで知られています。キングサーモンは、マウント・クック(アオラキ)、ワナカ、アカロアなどの水温の低い水域で育ちます。キングサーモンの身は繊細さと豊かな風味をあわせ持ち、丸ごとや切り身、スライスで販売されています。スモーク、グリル、新鮮であれば生でも、美味しくいただけちゃうんです🥰そこで、生のサーモンが食べられることは分かりましたが、白身のお魚はどうでしょうか? ということで、前回の記事でご紹介させてもらったお魚屋さん(Sanford and Sons)で購入したお魚を食べ比べしてみたいと思います!!実は今回、購入先のSanford and Sonsさんに、何度も白身の魚の生食は大丈夫なのかと確認のメールをしました。が、依然として返信はありませんでした。知ってた、これぞニュージーランド。ニュージーランドって瞬間冷凍の技術とかあるのか? 正直不安すぎるんだが?? と、頑張って公式サイトを調べてみると、甲殻類については、案外ちゃんとしている様子。とはいえ、魚にも適応しているようには見えなくて、やっぱり怖いんだよな〜🙃と思いつつ、体当たりで食べ比べをしてみました。今のところ、食した人間3人(Mayumiさん、Ayakaさん、Sachi)は腹痛もなく、元気に生きています💪食した3人の好きな寿司ネタ▶︎Mayumiさん: ハマチ🍣▶︎Ayakaさん: ブリ🍣▶︎Sachi: 真鯵🐟追記: やっとお魚屋さんから以下の通り連絡が来ました〜✉️We cannot claim that our fish is sashimi grade as our food control plan does not cover it.We ensure that we send our fresh and good quality product to ensure a long shelf life for home use.Thanks,Sanford and Sons🐟との事! う〜ん、実はそう言われるって知ってた!!皆さんにまず知っていただきたいのは、どんなお魚にも寄生虫や食中毒の危険性はあります! という事です。食べられるか気になったら、購入先に必ず確認してください。で、大体のお店は「お魚のお刺身クオリティ」は保証してくれません。また、目視確認でも見逃してしまうことはあります。人間は万能ではありません。⚠️お魚を生食する場合は、一部を除いて完全に自己責任です⚠️塩締めをしておいたお魚たちはこんな感じです。今日中に食べられないお魚は加熱用に保存します。保証されていない白身魚の生食って怖いですよね。実際に生食トライしてみたのは、サーモン、ガーナード、カハワイ、タラキヒ、トレバリー、スナッパーです! 本当はキッチンペーパーで包んだ後にラップをするのがベストだと思いますが、種類が多過ぎて割愛しちゃいました🤪「塩締め」って何? っていう方は是非調べてみてください! お魚にただ普通のお塩を振って寝かせて、お魚の水分をお外に臭みと共に逃がし、その後に軽く水で洗い流し、キッチンペーパーでよく水気を拭き取るだけの簡単な作業です🐟刺身を食べた時に「なんか水っぽい」と感じたことはありませんか? 塩で締めたお魚は、余分な水分が抜けて身が引き締まり、旨みが濃くなります。また、水分が抜ける際に臭みも一緒にある程度抜けてくれるので、魚の生臭さを軽減することもできるんです🤩 ちょっと一手間かけるだけで美味しくなるなら、しない理由はないですよね!今回のコンセプトは「食べ比べ」だったので少し貧相に見えますが、それぞれをお刺身と薄造り(サーモン以外)っぽくして提供🐟 差し入れで頂いた氷結をお供に、いざ実食!握りも試してみました! 白身の握りが少ないのは、食べ比べするためだけだからです🙃 だって、ニュージーランドといえばサーモン。食べ比べしたいと言えど、みんなサーモンが大好きなのである。そんなサーモン好きの彼女たちのために、サーモンとアボカドの巻き寿司もご用意しました! ちょっと酢飯が不足していますが、ご愛嬌ということで!さて、食べ比べの感想ですが、以下の通り、今回購入したお魚さんのご紹介と共に評価していきます〜🧐買ったお魚をご紹介しますでは、どんな種類のお魚を購入したのかを、以下の通りご紹介します!Salmon詳しく書くと、Big Glory Bay King Salmon sideです。これがニュージーランドで有名なキングサーモンですね!唯一安心して生食ができるお魚。こちらのサーモンは骨なし、皮付きなので、頑張って皮を剥ぐという作業があります。これが案外、慣れていないと結構大変。身を削ぎ過ぎちゃったり、身に皮が残ってしまったり。あと、ニュージーランドあるあるなんですが、「骨なし」と書いてあったとしても、案外2〜4本くらいは、身に残っていると思います🐟食べ比べの結果ナンバーワンは、もちろんこのお魚。日本で食べられるお魚が世界一だと思っていた時期もありましたが、このニュージーランドのキングサーモンについてだけは議論させてください! 今日食べた中では、一番美味しい。というか、正直な話、日本で食べるサーモンより美味しいと思う、と満場一致で決まりました🥰お刺身、握り、ロール、漬け丼などなど、どんな食べ方でもニュージーランドのサーモンは美味しかったです✨Snapperみなさん、ご存知のスナッパー。鯛はみんな大好きですよね! 厳密にいうと、スナッパーは「ゴウシュウマダイ」と言うそうです。このゴウシュウマダイ、日本のマダイとは非常によく似ているみたいです。実はニュージーランドで売っているお魚って、結構このタイ科のお魚の流通が多いみたいです😲 Tarakihi、John Dory、Mirror doryなどなど。全部タイだったんですねぇ👀スナッパーはやっぱり、真鯛に似ていると言うだけあって、食べた人たちの評価も上々でした。私個人としては少し生臭さが残っちゃっているなーと思いましたが、後味がほんのり甘い、と言う意見ももらいました。特にハマチが大好きなMayumiさんはスナッパーのお刺身を第2位に選んでいるので、安全性が確保できれば、生食にも向いているんじゃないでしょうか?Kahawaiこのカハワイと言うお魚は、日本でいうところの「スズキ」です。食べる前に調べてみたところ、「捕獲後にしっかりと血抜きを行わないとダメで、これができていないと生臭さが残ってしまう」と記載されていたので「きっと臭いんだろうな〜」と、期待もしていなかったお魚さんでした。そんなカハワイですが、意外にも食べたみんなから高評価! ブリが好きなAyakaさんは、このカハワイを2位に選びました🐟 他の2人も3位以内にカハワイがランクインするほど😋 臭みは全く気にならず、味も強かったので、鮮度が良ければ絶対お刺身に向いていますね✨だって、このお魚さんは「スズキ」。日本では夏を代表する高級魚のひとつです。オーストラリアではオーストラリアンサーモン(サケ科とは関係なく、スズキ目・マルスズキ科)と呼ばれるそうで、その汎用性の高さが伺えます👀ちなみに、揚げ物や鍋にはあまり向かないそうなので、残った身は塩焼きにしていただこうと思っています👍Trevallyこのトレバリーというお魚は、日本でいうところの「シマアジ」です。日本では真鯵を好んで食べる私がサーモンに次いで2位に選んだのがこのお魚。しかし、他の2人の評価は4位と順位は低め。納得がいかず、肉厚の良い部位を再度提供しなおしたところ、2人も納得するお味に。「最初に食べた切り身と2回目に食べた切り身は違う魚」だと言われました。ということで、部位によっては貧相なお味になるので、出来るだけ背中の部位を刺身にするのがおすすめ。食感がしっかりしているので、生食できるトレバリーをゲット出来れば、生姜たっぷりの漬けにしても、たたきにしても美味しいと思います😋Tarakihiタラキヒというのは「シマクロダイ」のことで、こちらも鯛の仲間なんですね〜👀 ニュージーランド近海でしか獲れないらしく、このタラキヒという名前もマオリ語。新鮮なタラキヒは、ほのかな甘みがあり、刺身としても美味しくいただけるそうです。身質はやや柔らかく、あっさりとした上品な白身で調理の方法は幅広いようです、が!食べてみた結果としては、あまり評判は良くなかったです。6種食べた中で全員5位という順位をつけました。鮮度があまり良くなかったのもあるし、あっさりし過ぎていて淡白でした。お刺身や握りにするのは向いてないかな? という感じ。個人的には普通に生臭くて食べられなくて、漬け用のボウルに移しちゃいました。(生姜マシマシの漬け丼にして食べたら、それなりに美味しかったです🍚)きっと、鮮度が良い状態でゲットできるのであれば「上品で、ほのかに甘い」タラキヒが食べられるんだろうな、と夢想しながら加熱用のお魚として冷凍保存しました🧊Gurnardガーナードっていうお魚は、日本でいうところの「ホウボウ」のことです。弾力があって噛み応えがありました。「むしろ、噛み応えがありすぎて不屈の精神を感じる」と言われてしまったのがこのガーナードさん。残念なことに、このお魚が満場一致でワーストワンになりました。まず、やっぱりどうしても生臭さが消せなかったし、味も淡白過ぎて楽しくなかったです。ということで、悲しいけれど、このお刺身も漬け用のボウルにサヨウナラ👋実際の評価としては、「柔らかい食感と淡泊な味わいが特徴」で、他の白身のお魚と同じく、刺身から焼き物、煮物、鍋物、ムニエルなど幅広い料理に用いることができるようです。また、なんと日本では高級魚として扱われていたんですね! ニュージーランドでは安価でゲットできるお魚なので、素直にムニエルみたいに加熱して食した方が良いなぁと強く思いました🙂↕️以上、上記が生食を試してみたお魚さんでした!また、以下は生食用ではなく一緒に購入しただけのお魚紹介です。Hoki送られてきたお魚の状態を見ても、身割れがひどく、鮮度が死んでそうだったので、こちらのお魚はお刺身にはしませんでした🥲 そもそも、このホキというお魚は身がふわふわで柔らかく、煮物や揚げ物に適しているお魚さんです。フィッシュ&チップスのお魚って、だいたいがこの子らしいですね🐟フィッシュバーガーにして食べるのが楽しみなお魚さんです!Lingこのリングも、お刺身にしなかったお魚のうちの一つです。ホキと同じで身が柔らかいため、刺身として楽しむにはちょっと物足りないお魚さんです。届いた時のお魚の状態は、そんなに悪くなかったです🚚タラに近縁のアシロ科の魚で、日本では高級魚として扱われているそう🧐 タラに似てると言われてしまえば、もうこの子の調理法が我々の中で決定してしまいました。このお魚さんには、鍋か煮物になってもらいます。日本ではなかなか手に入らないお魚さんなので、 スーパーやマーケットで見かけたら是非食べてみてください!Gemfishジェムフィッシュって何? と思いましたが、このお魚は「ギンサワラ」でした! 南半球にしか生息しないと言われているので、日本ではなかなか食べられないお魚さんですね! お刺身としても美味しくいただけるらしいのですが、お魚の状態を鑑みるに、お刺身にするのは見送りました。実際、脂分が多めなので火を通した調理法に向いているらしいので、このお魚さんは味噌漬けかムニエル、もしくはホイル焼きになってもらおうかなーと考えています😋Orange Roughyヒウチダイ科のお魚だそうです。こちらのお魚はPre-Frozen(解凍済み)とのことだったので、生食は最初から諦めていました。そもそもこの子は深海魚だそうで、脂分を多く含んでいるせいで好みが分かれるようです。非常に柔らかい身と豊かな風味を持っているので、焼き物や煮物、鍋などで食べるのが向いているそう。と、いうことなので、包み焼きにして頂いちゃいました! オリーブオイルにお塩、イタリアンハーブ、ニンニクだけで、めっちゃ美味しい〜〜!!実際に生食してみて、どうだった?正直なところ、サーモン以外は日本で食べる刺身やお寿司に勝てるお魚さんはいないんじゃないかなぁと思いました。食べてみれば美味しいものもたくさんあるんですが、やっぱり食の安全性から考えると、食べている時にちょっと不安がよぎってしまったり、安心して美味しく食べられないのが実情です。ただし、サーモンは除く!今回も前回もお刺身が食べたくて何度かトライしてしまうのですが、刺身クオリティが保証されていないので、寄生虫や食中毒の危険性もあります。食べられたとしても、美味しいものもあれば生臭くて食べられたもんじゃないものもあります。ただし、サーモンは除く!そう、圧倒的にニュージーランドのサーモンは美味しいんです。しかも、ちゃんとしたマーケットで売られていれば、心理的安全性も確保できちゃう。美味しく食べるためなら、ちょっと高いくらい我慢できちゃうというもの。ちなみに、スーパーで買った生のサーモンをそのまま生食した強者がいる、と噂には聞いたことがありますが、それは自己責任だぞ。⚠️お魚の生食は自己責任でお願いします!!⚠️ちなみに、過去のお寿司パーティーはこんな感じ✨こう見ると、やっぱりお寿司たちの見栄えといい、素人感は満載だな〜🤔 うまく刺身が切れると嬉しいし、作ったものが美味しいともっと嬉しいですよね! もっと上手に見栄え良く作れるように練習あるのみです💪定期的に練習して、もっと上手くできるように頑張るぞ〜😝⚠️お魚の生食は自己責任でお願いします!!⚠️
Chisa