そろそろ始まるよ、国際映画祭🎉「New Zealand International Film Festival」
みなさん、映画はお好きですか?今月末の7/31、ニュージーランドでは年に一度の国際映画祭が、ウェリントンから始まりますよ〜🤩 既に街中ではパンプレットが無料で配布されているのではないでしょうか? オークランドだとCivicの出入り口で無料配布していたりしますよね。しかし、郊外に住んでしまうと、なかなかパンフレットは入手できません😢 でも、安心してください! 公式サイトでは無料でプログラムのカタログデータが見られちゃうんです👍 データに紙の良さはありませんが、データにはデータの良さがあります。デバイスさえあればどこでも確認できるので外出先でも確認できちゃうし、ワード検索も出来ちゃうんです。さっそく、開始前に見たい映画を見繕っておきましょう!さて、このニュージーランドの国際映画祭、地域によって開始日時が微妙に違います。自分の住んでいる地域の開催日をご紹介します👀開催日時についてWellington: 7/31 – 8/12Auckland:8/7 – 8/18Dunedin/Nelson: 8/14 – 8/25 Christchurch: 8/15 – 9/1 Tauranga: 8/15 – 8/28 Napier: 8/21 – 9/1 Hamilton/Masterton: 8/21 – 9/4 New Plymouth: 8/21 – 9/7邦画のラインナップとはいえ、英語の映画はちょっと難しいかな、という人もいらっしゃると思います。そんな時は日本語の映画はいかがでしょうか?Evil Does Not Exist邦題『悪は存在しない』は日本で4月に上映していた映画です。監督「濱口竜介」×音楽「石橋英子 」で、『ドライブ・マイ・カー』のタッグが再び! 好きな方にはグサグサ刺さるんじゃないでしょうか? これは期待値が高いですよね😳 なんと、すでに世界各国では公開され、第80回ヴェネチア国際映画祭・銀獅子賞(審査員グランプリ)を受賞した傑作です✨そしてトレーラーはこちら。ついにニュージーランド公開です!!Ryuichi Sakamoto | Opus邦題も同じく『Ryuichi Sakamoto | Opus』なんですね! こちらの作品は2023年のものなので、今年ではないようです🤔坂本龍一といえば、世界的な音楽家です。詳しくないので調べてみたのですが、「教授」の愛称で親しまれていたそうですね。2年以上も闘病生活を続けていた彼が、東京のNHK509スタジオ(教授曰く「日本でいちばん音のいいスタジオ」)で最後の力を振り絞り、8日間に渡って収録を行ったそうです。こちらの作品に映るのは白黒の坂本氏とヤマハのグランドピアノのみで、インタビューやドキュメンタリー的な余計なものは一切なく、ただただピアノの一本勝負。これが作品になるのも、彼の演奏だからでしょう。いま亡き坂本教授の至高の演奏、みなさんも聴いてみませんか?Black Box Diaries完全に邦画というわけではないのですが、イギリス・アメリカ・日本の共同制作ドキュメンタリー作品です。日本が舞台だというのに、なんと日本では公開予定すら無さそうなんです。この「Black Box Diaries」は、フリージャーナリストの伊藤詩織さんが監督を務めた作品です。伊藤さんが被害に遭った性的暴行への調査に乗り出す様子を、自ら記録したというドキュメンタリー映画です。2024年1月に、アメリカで行われたサンダンス映画祭の国際長編ドキュメンタリーコンペティション部門に正式出品されました。政治的内情を直に露出することになるとはいえ、一番に上映するべき国が日本だというのに、未だに上映されていないことに日本の闇を感じる……性被害のドキュメンタリーなので、見る人を選ぶような、辛くて苦しい描写もたくさんあると思います。が、この作品を観られる機会もそうそうないと思います。日本語と英語半々の構成で、英語が苦手な人でも観やすい映画となっているようなので、気になる人はぜひ劇場に足を運んでみてください。いかがでしたか? プログラムを見ると、今年はニュージーランドの映画が多いように感じました🤔また、このニュージーランド国際映画祭は、まだ日本で上映していないような作品もたくさん上映するので、シネフィル好きには堪らない映画祭だと思います!正直、映画祭じゃなくてもニュージーランドは海外作品の上映が日本より早い傾向にあります。海外では既に上映しているのに、日本で上映するのはその半年後、遅いと1年以上も待たされることがありますよね。そういう作品に日本よりも早くアクセスできると、海外に住んでいてよかったなと思ったりします☺️また、個人的にはぜひ今回の映画祭でCivicの中を覗いてみて欲しいです👀 流石のCivicというべきか、やはり建物が立派で、内装も独特かつ美しいので初めてみた時は感動しました🤩 ぜひこの機会にニュージーランドのシアターも楽しんでみてください!
Chisa